2013年7月29日月曜日

(おまけ)ネパールブッダ追っかけ旅 Lumbini

こんばんワニ。


ネパール旅行の続きです。


バス

ということで、交通機関のストライキBandaのおかげでせっかく予約していたACバスがキャンセルになりました。

(余談)帰ってからFさんにメイルで教えてもらったのですが、今週またBandaやデモがカトマンドゥ周辺で行われているそうです。今回主導しているのが「地下武装組織」なので、Bandaの最中にそのへんうろついてると撃たれる可能性あり、みたいな状況なんだって。恐ろしい。。。ルンビニに行くルートでもBandaが行われるので、ホントーにこの時期を避けることができてよかったと思う。

で、話戻るけど。

夜行バスのチケット買い直したんだけど、これはACバスでも観光用でもなく、地元の人たちが普通の交通機関として利用する長距離バスだったわけ。観光客用であれば海外からの人も乗っていて、もちろん料金も高いのでそれに従って車内の安全レベルやサービスも上がるわけなんですけど、この普通バスは大丈夫かなぁ、とバス停まで送っていただいたFさんのダンナさまも心配なようす。女性専用シートなんてのもインドとちがってないわけで、隣はフツーのおっさん。

ダンナさまには出発するまで雨の中待っていただいていたのに、なっかなか出発しねーーーーー!!!!バス停の敷地内で給油し、あちこちで止まって乗客を乗せていく。指定席のはずなのにシート間の通路にも人が埋まっていく。

もー何なの。。。と思ったので寝る。なので出発したのは何時かわからないけど、予定時間より1時間は遅かったんじゃん。 

カトマンドゥ(1400メートル)はちと高地にあるのでルンビニ(150メートル)までは下り坂。けっこーとばしてるので酔うかと思った。でも寝た。

やたらと休憩やら多いなと思ったけど、一歩もバスの外に出ないまま朝到着。

ちなみにこのバスの写真を撮ったのは、休憩中にバス降りてどれだかわかんなくなっちゃったら困ると思ったから。バスのナンバープレートがネパールの数字(こんな感じ)で読めないんすよ!

まぁ、降りなかったから必要なかったんだけどね。
 


Tibetan Bread?

バス停について、すぐ帰りのバスを予約。次の日水曜日の朝、乗るはずだった会社のACバスを予約しました。私が乗ってきた普通バスの車掌さん(これもただのお兄ちゃん)が「ACに乗るの?」みたいな顔をしてました。もともとこれで来る予定だったんだよと言ったけどたぶん通じてない。

そのあと「ルンビニバザール」と言われるほどでもない小さな通りにあるゲストハウスに部屋をとりました。Fさんにコピーさせてもらった「地球の歩き方」 にも出ているめちゃくちゃ安いところ。ついたら「今ゲストが次々にチェックアウトしてるところだから30分待ってくれる?」と言われて早くシャワー浴びて観光に行きたかったので「30分ですか-」と渋ったら「じゃぁ今シンプルな部屋が空いてるから」と言われて安い部屋(400ネパールルピー、400円ちょい)に通してもらいました。ちゃんとバスルームもついてるし、問題なし。

ルンビニをまわるにはリキシャ(ここではサイクルリキシャ)かレンタサイクルがいいと読んだのでチャリを借りることにしました。自転車が準備される間向かいのレストランで朝ご飯。

Tibetan Breadって書いてあってこれを期待して頼んだのに、ただのうすっぺらい揚げパンみたいだった。朝から揚げ物はキツいよ泣 コーヒーで流し込む感じ。



ルンビニ観光地の入口

ここが入り口。バス停のすぐ向かい側です。

ルンビニの観光スポットっていうのは日本の建築家丹下健三さんがデザインをしている公園みたいな敷地に点在しています。 このデザインしたってのが1980年代なのに、まだ完成してないっていう…。世界遺産なのにお金ないのかねぇ。

あっ、ちなみに、ルンビニっていうのはブッダが産まれた場所です。

この敷地には3つのエリアがあって、北側からブッダの生誕地のある場所、各国のお寺がある場所、それに博物館や日本のお寺の作ったストゥーパのある場所があります。 完成したら正門は南側になるんだって。私が入ったのは現在の入り口、北側です。


セカイイサン

ここがSacred Gardenと呼ばれるところ。200ルピー払うとチケットは3日間有効らしい(ガイドブックだと1日有効とあるのでどちらが正しいか不明)。

この白い建物の中に、ブッダが生まれた場所を示す石(アショーカ王が置いた)があります。その上にはブッダが産まれたときの様子(天上天下唯我独尊ってやつね)を描いた石碑があるのですが、顔がなくなってしまっています。ガイドブックでは偶像崇拝を禁じるムスリムが削ったと書いてあるけど、あとで図書館で読んだ本には摩耗した可能性もあると記してあるのでホントのところはわかりません。

中はもちろん写真撮影禁止!


石柱

 インドでも見たアショーカ王の石柱。



菩提樹


ブッダと菩提樹というと有名なのはもちろんその下で悟りを開いたというブッダガヤの菩提樹。 そうです、私たちが見られなかったやつ笑。 でもここにもアショーカ王が植えたという菩提樹がありました。お坊さんたちが座っています。


ぐるり

白い建物や菩提樹のあるエリアは円形の蓮の池に囲まれており、チャリンコでぐるりと周りを回って次のエリアに向かいます。


Baby Buddha

がっつり工事しててみられません。


これRajgirでも見たな

平和の火?
聖火みたいな。


寺エリア

二つ目のエリアは運河をはさんで両側に各国のお寺があるところ。歩道は歩行者のみと書いてあるけど、オフシーズンで誰もいなんだからチャリで通っても怒られなーい。


右脇から

お寺はあとで見ることにして一番最後のエリアに来ました。これはブッダが産まれたときのようすを金ぴか像で再現したもの。

出産をひかえて実家に帰る途中だったブッダのお母さんMaya Deviが木に手をかけたところ右脇からブッダが産まれます(!)。ブッダはそのまま7歩歩き(そこに蓮の花が咲いた)、天上天下~と言ったわけですね。ふむ。

お母さんの前にぽつぽつあるステップはこれ蓮だと思います。



象さん
 こっちは妊娠発覚のシーンの再現。

お母さんは白いゾウが体に入っていくという夢を見て自分の妊娠を知ったんだって。そのつながりがわからん、けど昔はそうだったのかね。。。


天上天下唯我独尊

これ、赤ちゃん。


産まれたシーン像は3つ目のゾーン。 はじっこにあるのが日本のお寺の建てたストゥーパです。ここにはまた蓮の池。


うーむ

ここのに似てるね。同じお寺(日本山妙法寺)が建ててるのかな。

ここ、だーれもいなかった。ひとりでぐるぐる回ってたけど床が熱くって(靴厳禁ですよ)、日陰もなくってどーしようかと思った。12時頃だから暑いの当たり前だよね苦笑


ツル?

ツル保護地だそうです。白い鳥飛んでたけど、あれがツルだったのかなぁ


博物館

ストゥーパをあとにして来た道を戻る。

博物館は火曜日お休み。残念。

この裏の図書館は開いていたので1時間ほどルンビニに関する本を読みました。ブッダ誕生のシーンはもちろんここだけではなくて各国の遺跡でも見られます。以前に行ったインドネシアのボロブドゥールやカンボジアのアンコールワットの彫刻との比較などもあり、おもしろかったです。

ここは本の管理をきっちりやるために、荷物は鍵付きの引き出しにしまい(ノートなどはOK、またコピーができない代わりに本の写真を撮ることはできるらしい)、手を洗ってから本を読みます。 係の人がお水やティーも持ってきてくれます。いたれりつくせり。扇風機もあって観光合間の休憩にはもってこいです(特にこのクソ暑いのにチャリンコなんかこいでる人にはね)。




つるさがりTigger


んで、このあと、3時間くらいかけて各国のお寺をまわったんですけど。

個人的に、あんまり最近作ったようなお寺ってそんなに心惹かれないし、他の観光地でもいろいろ見たし、建設途中のお寺もたくさんあったので、写真もぱちぱち撮ったのだけどここでは割愛します。各国のお寺の建築スタイルだとか仏像のちがいもあってそれはそれでおもしろいんだけどね。



建築途中

ルンビニは素敵なところだし、ブッダが産まれた場所として興味のある人にはぜひ行ってもらいたいとは思うけれど、建設途中であちこち工事してるし、もうちょっと敷地全体が整理されてから行ってもいいのかなと思います。80年代からやってんだからいつ終わるのかわかんないけどね!!!

ちなみに、看板を通り過ぎたせいか暑さでもうろうとしていたせいか、私は観光ルートを外れて泥だらけの道に入り、やっと寺についたと思ったら自転車が入れないようになっていて、それを強行突破したら警備員の人に出てけーと言われました。それで気分がなえて行かなかったお寺もいくつかあります苦笑

チャリンコも足も泥だらけだし、暑いし、お腹すくし(中に食べるところあんまりない)、 へとへとになってまたSacred Gardenに戻りました。


線香

先ほどの菩提樹にお線香を供えました。

夕方の少し涼しい時間になって団体の観光客がたくさん来ていました。中国からのグループに中国語を話すネパール人ガイドがついていて、もちろん日本人が行ったら同じように日本語を流暢に話すガイドがつくのだろうけど、なんだか笑えました。

でも観光客の多くがタンクトップやらミニスカートやらハーフパンツでなんかなぁと思った。

アグラでも思ったけど、やっぱこういう「聖地」と呼ばれる場所で肌を露出するのはどうかと思うのですよ。クリスチャンの人だって、教会に肌を思いっきり露出して行かないでしょう?たぶん。ちょっと気にしてほしいなぁ。


人気者

あいかわらずサル呼ばわりされるTiggerさんですが、手を合わせてお坊さんたちにごあいさつしたらやんややんやと喝采をあび、人気者になりました。

Tiggerさんがいると話しかけてくれる人もいるので、観光先では私と地元の人をつなげてくれるリンクだったりするんだよね。

この日もこうやってお坊さんの隣に座って(というのがよろしいことなのかわからなかったけれど)どこから来た、これからどこへ行く、と話をすることができました。



定時

お坊さんたちは18時帰宅らしいです。 

右の池はブッダが産まれたあと体を洗ってもらったところだそう。今は亀やコイ(?)が泳いでます。


やっぱし

Varabasiでの経験がありひもには気をつけねば!と思っていたけれど、せっかくルンビニまで来たのだからと思い、帰り道で出会った別のお坊さんにお願いしてぐるぐるしてもらいました。木のとこにいたお坊さんたちはお金なんかいらないよと言っていたのにこの人は巻いたあと物欲しそうな表情だったので、払いましたよ、ちょっとだけね笑 

このあと部屋に戻って顔をざっと洗い、「バザール」を散策しようと思ったけれどおみやげ屋さんがたくさんあるわけでもなく、ただふらふらと歩き回りました。

バス停のところまで来ると木の下にいたお坊さんのひとりが座っています。手招きをしているので近くに行ってもうちょっとお話をしました。

日本のお坊さん(うちでお世話になっているお寺とかの)は「いいこと言うねぇ」みたいな話をするけれど、このお坊さんはフツーの人って感じで、明日帰るんだよねとか日本までフライトいくらなのーとか、フツーな会話をしました。ガム食ってるのとか一般人みたいです。

バス停を出てバザール側に戻り、インターネットカフェへ。 インドでは「インターネットカフェ」という単語を見たことがなかったけど(タミルナドゥではたいていBrowsing Centreと言っていた)ここではネットカフェで通じるらしい。

中に入るとものすごく流暢な英語を話すちっこいオトコノコが接客をしている。すっごいていねいな話し方。肌が黒くて目がくりくりして、ネパール人ぽくない。どっちかって言うとタミルナドゥで見るような感じだけど、ちょっと顔立ちがちがうなーと思う。ふと壁を見やると、Lankanどうのこうのという広告。もしかしてスリランカの人かなぁと思う。帰り際に「スリランカ出身なんですか」とお母さんらしき人(この人は南インドぽくない顔立ち)に聞くと、夫がスリランカ出身ですとのこと。ルンビニにいるんだから仏教徒=シンハラ人だろうなと思ったけど、一応シンハラ人ですか、タミル人ですか、と聞く。やっぱシンハラ人だって。「行ったことあるの」と聞かれ「ないけど、タミルナドゥにいたからいつも行きたいと思ってました」と答える。

タミル人だったら話勝手に盛り上げただろうなと思う。 タミルの人たちがもう恋しいんだろうか。


トゥクパ

やっぱトゥクパもDharamsalaの方がウマかった。悔しい。。。


菩提樹の実


おみやげ屋さんで「日本人の人はよく菩提樹の数珠をおみやげにする」と言われつまり買えってことかよと言われたけれど、最近両親にきちんとした数珠は買ってもらったし、数珠をおみやげにするような友人も思いつかない。でもルンビニの菩提樹の実というのに何となく心がひかれるので「個売りしてくんない?」 と言ってみたら「ちょっと待って」とお店の中をかき回す店主。で、ビーズのように穴があいている実を売ってくれました。こっちの言い値でね笑

蚊がたくさんいるからと部屋に殺虫スプレーをしてもらい、10分して入室。そのあとグーグー寝たけど、途中停電して扇風機が止まったせいか、それともあまりきれいそうではないベッドに何かひそんでいたのか、朝起きたらおしりから足までたーくさん虫刺されができていました。かゆい。。。

ちなみに、この部屋、北枕でした…。反対側で寝たけど。


バザール?

次の日。

アサイチ、コーヒーだけ飲んでACバスに乗り、カトマンドゥに戻る。

客層がものすごく違うなぁと思うし、サービスも全然違う。車内ではビニール袋、ミネラルウォーター、新聞が配られ(英字新聞もあった)、途中ランチに寄ったレストランの人は流暢な英語を話していたので海外からの人もよく来るんだろうなと思う。

ここはブッフェだったんだけど、ネパール料理はまださっぱりわからないから「他に何かないの」と聞くと、チャーメンやモモもあるとのこと。ヴェジモモを頼んで待つ。待つ。待つ…。来ない。そのうち車掌さんや乗客がバスに戻り初め本気で焦る。やっと来たモモをかきこんでバスに戻る。間に合ったけどさ。

このバスの一番の収穫はイケメンが2人乗車していたことです。ネパールに来てからというか北インドに来てからあんまりイケメンを探そうと思ったこともなかったけれど、ひさしぶりに目の保養になったわ。清潔そうなシャツを着こなして、なんか一般の人よりお金ありそうだなぁとしみじみ思う。ひとりは目がきらっきらしていて、死んだ魚の目のような他の人と比べると輝いてたね!でもあとでもうひとりのイケメン他の乗客と話しているのを聞いたけど、英語はあんまり上手ではないようだった。ていうか声が変だった。ザンネン。


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