2013年7月10日水曜日

北インドブッダ追っかけ旅 (4) Varanasi

こんばんワニ。

きたねぇ(「来た」ねぇ、ですよ!)

行ってみたいけど行ってみたくなかったインド、Varanasiです。

Banaras、Benares、いろんな呼び方はあるけど、「ごちゃごちゃした国、インド」を集積しているかのような聖地。

みんながざっぶーんと茶色の水につかっている、あの場所です。ヒンドゥ教徒なら一生に一度はざっぶーんと沐浴したい!でもって、死んだらここに流してほしい!という場所。たぶん。

なんで聖地かって誰かに聞いたときに、Varanasiのとこだけガンジス河の流れが逆になっていると言われました。地図で見ると確かにVaranasiのとこは北西から南東向きになっている流れが南→北のようになっています。でもホントかどうかわかりません。詳しい人、教えてください。

まーともかく、この旅では仏教聖地を中心に回ることになっているのだけど、こんな寄り道もしちゃうわけです。


およぐぞー!(うそ)

今朝4時の電車に乗ってGayaを出発。AC車両の寒さにふるえながらVaranasiについたのは8時すぎ(外との気温差大きすぎてメガネくもった笑)。ホテルの人に迎えに来てもらいました。

Autoで通った街並みはまぁまぁきれいで、都市部にあるようなチェーンのお店もあって、ひなびた門前町を想像してたけどけっこう発達してるんだなぁ、と思う。

でも混沌のVaranasiって感じの場所にやってきて、Autoをおろされる。ガンジス河の岸近くはAutoが入れないんだって。で、けっこー歩いたね。。。


ごちゃごちゃ

チェックインの時間には早かったけど、お掃除がすんだらすぐに入れてもらえました。さっそく街を散策。あ、あついーー。でも小さな通りにはシーツのようなもので日陰が作ってあったりして、太陽ギラギラの中歩くことはないです。

でもねー。予想通りっていうか、Varanasのイメージ通り、客引きもウソつきもいっぱいで疲れる。どこ行くの?こっちに自分の店がある。日本人ですかーこんにちはー!私は何も売りつけようとしてませんなどなど、客引きの言い方はごまんとあるようです。これでいいです、いりません、もうどっか行って…となって、だんだん頭にくるわけです。きぃー!!ムカつく!

それが十数メートルおきにあるわけなので常時イライラすると、自分がイヤな人間になるのがわかります。そんなこと思ってもないのに「インド人なんかキライだからあっち行って」とか言っちゃう自分。「インド人がキライなら国へ帰りなよ。僕も日本人はキライだ。政府はインド人を日本にやらない方がいいね」と返され、これもマジで頭にくるんだけど、自分も同じようなことを言っているので反省する。ごめんなさい。

荷物預けてまで(50ルピー)行ったお寺はヒンドゥ教徒以外入れず、言ってくれよ~!と思う。で、その近くの小さめのお寺に入ってみたら、オッサンにぐるぐると赤と黄色のひもを手首に巻かれる。なんかご利益あるようなのでお礼として10ルピーを出すと50ルピーくれと言う。

そのあとまた同じひもを持って待機しているオッサンがいるので「もういりません…」と言うけれど、「ちょっとこっちにきなさい!君のことはシスターだと思うから!いいことを教えてあげよう!」とゴリ押しなので、ハイハイ…と言って腕をさしだすと、「2ヶ月中に夫に出会う!1年以内に息子が生まれる!」とぽこぽこ頭をたたかれつつぐるぐる巻かれる。お礼にまた10ルピーを出すと、また50くれと言われる。「家族の分もあるから!」とひもをたくさんおしつけられる。「50ルピーがないんですよ」というと「おつりあるから!」と言う。ない、ないと言ったけれど「シスターだと思ったのに」と良心に訴えかけるような言い振り。仕方がないのでオッサンの隣に座って「お釣り」の準備をしている人に100ルピーを渡すと、50ルピーをオッサンに渡している。「なんでよ!お釣ちょうだいよ!」と言うと、「50ルピーずつなんだよ!」と返される。ムカつく!絶対取り返してやる!と思うけど父になだめられ、立ち去る。

父のリクエストで火葬場ガートも見ました。なんていうか、不思議な光景でした。火葬の隣でフツーに洗濯してます。遺族の儀式の一部だと思いたい。。。薪代どうのこうのというScamにもひっかかるところでした。ここでもケチな観光客って感じのケンカ腰だったので、あとで自分に嫌気がさす。

こんな感じで、いやな気持ちが循環します。めちゃくちゃ疲れる。


Dashashwamedh Ghat

Dashashwamedh Ghatは84あるガート(沐浴場)の中でも中心部分にあっていちばんポピュラーらしいです。ここで地元で先生をしてる人(映画までの時間つぶしをしていた)が「ここに30分座ってるけど、3人ゴミを捨ててったよ。ここから12時間離れたところならこの河も透き通ってるのに」と言っていたのが印象的です。


モクヨク

そういえば「長澤まさみ(漢字あってる?)を知ってる」と言っていた人もいましたけど。

もちろんチキンの私はこの聖なる河でバタフライなんて度胸はないわけで。

というのも、何年か前にスタディツアーでインドに来たMちゃんが、ガンジス河で泳いだら次の日傷があったところがありえないくらいはれて、めちゃくちゃ具合も悪くなったって言ってたから。

2年インドにいて体の耐性もできてるとは思うけれど、ちと怖いよ、やっぱりね。

ということで足だけ。


しっぽだけ。

帰ったらクリーニングしようねぇ!!


向こう岸

この時期は水位が高いから、ボートも出ないんだって。とホテルで聞いたけど、そのへん歩いてると「ボート乗る?」と聞かれまくる。でも流れがめっちゃ早いので、バカの私でもこのボートに乗ったら帰ってこられないだろうなと本気で思う。私ボートキラいだし。。。


…結論:この街が非ヒンドゥ教徒の観光客をたくさんひきつける理由がわからない。自分はこの街に向いてないと思う。Chennaiにも向いてないと思うけど。

あ~今日も疲れたぁ


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